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阿部弘教授

阿部弘北海道大学名誉教授が瑞寶中綬章を受章されました

 平成27年年度の春の叙勲で、瑞宝中綬章を受賞しました。5月13日、国立劇場(東京)で文部科学大臣より勲章をいただいた後に、皇居の“春秋の間”にて天皇陛下の拝謁をうけました。私は数mの近くで天皇陛下のお顔を拝見することができました。陛下は「国のため、社会のため、人々のために尽くされた苦労に感謝いたします」と述べられました。8月には、教室および同門会主催の祝賀会を開催していただき感謝しております。

 私は昭和36年に北大医学部を卒業して以来、米国留学と釧路労災病院勤務の4年間を除いた35年間を北大医学部及び病院で教育、研究、及び診療に従事してきました。諏訪望教授(精神医学)には、医師としての人格形成の礎となる薫陶をうけました。都留美都雄教授(脳神経外科)には、脳神経外科の臨床と研究を教えていただきました。昭和40年に脳神経外科が講座として独立するまでの数年間、都留助教授(当時)以下10名弱の先輩の先生方と診療に従事した苦労が、その後の私の生き方の根幹となりました。昭和59年都留美都雄教授の後任として私が教授職を拝命してからは、私は主として頸椎後縦靭帯骨化症、脊髄髄内腫瘍、脊髄空洞症などで実績をあげましたので、海外から多くの患者が北大病院へ送られてきました。また、私は手術機械をかついで海外へ手術にでかけたことも数回ありました。私が外国を飛びまわっている間に、教室の先生方は診療、研究、及び論文発表に活躍してくれました。採用がもっとも厳しい米国脳神経外科学会(AANS)で、毎年日本から採用される演題は、わずか2~3題でしたが、北大からは毎年かならず1~2題採用されて、教室の実績は日本を代表するものをなりました。

 私の社会活動としては、厚生省特定疾患対策研究事業評価委員、北海道特定疾患対策協議会委員、地方公務員運営補債基金審査会委員、自動車保険料率算定会顧問医、自動車事故対策機構顧問医、札幌地方裁判所調停委員及び専門委員などであり、自動車保険、及び事故対策機構の顧問医は現在も続けております。

 このたびの私の受章の対象となったのは、主として北海道大学に於ける教育・研究・診療の実績と思われます。その間に於ける同門の先輩及びに後輩の先生方の御指導と御支援に心から感謝の意を表します。

阿部 弘

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