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内野晴登先生から留学体験記が届きました。

  • 研究・論文
  • 2018年09月01日

先日日本学術振興会の平成31年度の海外特別研究員に内定した内野晴登先生から留学体験記が届きました。

 

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2018年3月末に、1年過ごした富山から、家族とともに米国に移り、カリフォルニア州スタンフォード大学Steinberg研究室でポスドクとして留学生活を開始しました。今回の留学にあたって、今年度は上原記念財団、来年度は日本学術振興会の海外留学助成を獲得することができました。これら留学助成では、1)invitation letter、推薦状、2)これまでの研究内容・業績、3)留学先での研究計画、などが申請に必要になります。特に3)については、早い段階で具体的な研究計画について留学先と相談しておく必要があるため、申請の敷居を高くしていると思います。今回、申請前に研究室とやりとしをした際は、前任の伊東雅基先生に、その後の研究や生活のセットアップも含め、多大なサポートをいただきました。

 

スタンフォード大学はシリコンバレーの中心地にあり、キャンパスは33km2と広大(北海道大学キャンパスの約20倍)で、歴史的建造物のほか、スタジアム、レストラン・カフェ・ショップなどがあり、観光客も多く訪れます(写真1)。スタンフォード近辺は、自然が多く、閑静な高級住宅地区が広がっており、治安も良いと思われます。さらに周辺には車で行ける距離に、サンフランシスコ、サンノゼなどの都市や、国立公園など、観光スポットも多くあります(写真2)。物価、特に家賃が異常なまでに高いことを除くと、スタンフォードの研究者のほか、企業駐在の日本人家族も多くおり、家族にとっても非常に生活しやすい場所だと感じます。

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写真1 (左)ランドマークの1つであるHoover tower、(右上)Ovalとよばれる芝生エリア、(右下)Stanford Memorial Church

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写真2 (左上)Big Surと呼ばれるカリフォルニア太平洋岸海岸線、(右上)サンノゼの夕日、(左下)サンフランシスコ ツインピークスからの夜景、(右下)Napaワイナリー

 

    Steinberg研究室は、脳梗塞を対象とした幹細胞移植研究チームと光刺激研究+もやもや病研究チームの2つに別れており、多数のプロジェクトが並行して進められています。それぞれのチームのsenior scientistの他、ポスドク、脳外科レジデント、リサーチアシスタントなど、計15名程度が在籍しています(写真3)。日本人は私一人ですが、各研究者の出身国はアメリカ以外に中国、インド、ブラジル、ロシア、オランダなど様々です。

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(写真3 )研究室メンバーの集合写真

 

私は光刺激チームに属し、マウス脳梗塞モデルを用いた研究と、もやもや病の生体試料を用いた研究に参加させていただいています。毎週、Steinberg教授のもと、ラボメンバーでresearch meeting/journal clubがある他、個人的には、mentorであるsenior scientistSteinberg教授とのindividual meetingで定期的に研究の進捗状況などについて話します。現在、自分より若いレジデントやリサーチアシスタントに、脳梗塞モデルの手術や、ファイバー埋め込みの定位手術を教わっている最中です。実験は、まだ初期段階ですが、海外での貴重な研究機会を活かし、よい成果が出るよう努力したいと思います。