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WFITN2019@Napoli

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  • 2019年11月12日

WFITN2019@Napoli

 

10月21日~24日に開催された、WFITN (World Federation of Interventional and Therapeutic Neuroradiology) 2019に行って参りました。北大および関連病院からは他に、長内先生、東海林先生、越前谷すみれ先生が参加しました。

朝に札幌を発ち、成田からAlitalia航空の飛行機で約16時間かけてローマ経由でナポリへ無事到着。中央駅付近のホテルに宿泊しました。学会会場は少し離れた場所にあり、前日に下見をしておこうと長内先生と共に電車で会場へ。これがなかなかの道のりで、ぐるっと回って行かないと入口がなく、下見をしておいてよかったな、と。(実は後日近道を東海林先生に教えてもらうのですが。)ヤシの木が生え、遊具があったりと、公園のような場所の奥に会場があり、ちょっとリゾート感のあるきれいな会場でした。

下見をした後、ナポリ市街地に戻り昼食。もちろんピザ。何も考えずとりあえず1人1枚注文すると、とにかく巨大な直径のピザが出てきます。日本で注文したら数倍の値段がするであろうピザで、これだけでおなかいっぱい。パスタを頼む気力はありませんでした。その後、ついでに街を散歩。美しい教会や街並みを堪能…と言いたいところですが、意外とゴミがとっ散らかっており、少々興醒め。最後はカポディモンテ美術館へ立ち寄りました。先日道立近代美術館でも展覧会が開かれていた、バロック絵画の巨匠、カラヴァッジョの作品があるとのことで行ったのに、何と展示フロアの改装中?なのか、閉鎖されており見られず。それでも、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンス、カラッチ、パルミジャニーノ、ピーテル・ブリューゲルなどなど、錚々たる画家達の作品がたくさん見られたので満足です。

21日からいよいよ学会です。受け付けを済ませ、まず会場を一周。内部も洒落た作りでとても素敵な会場で、日本の学会とはまた異なるセンスを感じました。メイン会場で発表を聴いていましたが、なかなか席に座れないほど大勢の人で賑わっていました。また、各社機材メーカーがブースを出しており、製品説明を聞いたり、実際に製品を試したりもしました。

自分の発表は初日の午後1番。発表は「Usefulness of vessel models made with 3D printer in endovascular therapy.」という演題で、3Dプリンターで作成した血管モデルの紹介と術前シミュレーション等への有用性を検証した内容です。会場を含め全体的に和やかな雰囲気で、あまり緊張せずに発表できました。内容的に若干異色な感じであったせいか、座長の先生方(仏、韓)からも特に質問もなく終了。ちょっぴり残念でしたが、ともあれ無事に終わって一安心。ポスター発表も含め、日本人の先生方のご発表が多く、血管内治療分野は我が国でも決して引けを取っていないんだ、とうれしく思いました。東海林先生は「Application of four-dimensional magnetic resonance angiography without contrast enhancement for intracranial dural arteriovenous fistulas.」という演題での発表でした。硬膜動静脈瘻は、血管内治療においては主要な疾患の一つなので、活発な議論がなされ盛り上がっていました。会期中は多くの先生方にお会いでき、交流を深めることができました。

学会の合間には、せっかくなので名所観光。ポンペイとカプリ島へ行きました。ちょうどドイツ留学中だった金子先生を呼び寄せポンペイ遺跡を見学。ヴェスーヴィオ火山の大噴火により歴史に封印されていた悲劇の街、ポンペイ。2000年近く前の古代都市ですが、神殿、住宅、浴場、売春宿、劇場、闘技場など、当時の生活を思わせる街並みがこのような状態で現存していることに感動しました。火砕流に飲み込まれた人々の石膏型(遺体が風化され、空洞となった部分に石膏を流し込んで型を作り保存したもの)も展示されており、災害の恐怖が生々しく感じられました。闘技場はかつて、ロックバンドのピンク・フロイドがライブを行ったことで有名な場所です。天気にも恵まれ、とても充実した1日でした。カプリ島の青の洞窟は、入れないことも多いのですが、幸運にも入ることができました。暗い洞窟の中、入口から射し入る微かな光に映し出され輝く、美しく澄んだ海水の青がとても神秘的で感動しましたその後はリフトでカプリ島を一望できる最も高いソラーロ山に登り、景観を楽しみました。

個人的には、ナポリに来たからにはどうしてもカラヴァッジョ作品に出会いたいという強い思いがあり、合間をみて一人でピオ・モンテ・デッラ・ミゼリコルディア教会へ。「慈悲の七つの行い」という作品を鑑賞しました。八角形の教会の主祭壇に掲げられた巨大な作品は圧巻で、その他の壁面を飾る作品群と共に感動を通り過ぎて鳥肌が立つほどでした。

帰りはミラノ経由で帰国。これで旅(というかほんとは仕事だけど)は終了。寂しいですが本日帰国します。またいつか来たいです!
Arrivederci!きこ実はヨーロッパ各地でのストライキで、飛行機が欠航となったり大幅に予定が変更となったりしたのですが、我々は幸い1つ早い便に振り替えられ事なきを得ました。

海外学会は初参加でしたが、勉強はもとより、様々な見聞を広めることもでき、とても良い経験になりました。WFITNは2年に1回開催され、再来年は京都、その次はニューヨーク。2年後と、オリンピックの如く4年後を見据えて準備して、ぜひともみんなで参加しましょう!

(文責 今井哲秋)

 

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