> NEWS & TOPICS > その他 > JSNET2019@福岡

NEWS & TOPICS

JSNET2019@福岡

  • その他
  • 2019年11月25日

先日、日本脳神経血管内治療学会総会(通称JSNET)に参加してきました。多岐にわたる脳神経外科の領域の一つである脳血管内治療、いわゆる「脳のカテーテル治療」の学会の、年一回開催される国内最大規模の学術集会(総会)です。今年は久留米大学が主管となり福岡で開催されました。

脳神経外科医だけでなく、脳神経内科医や神経内科医の参加者も多く、会場はとても賑わっておりました。機器展示コーナーも各メーカーがカテーテルの新製品をそろえてデモなどを行っており盛況でした。それに紛れて税金対策用(?)マンション購入斡旋会社もブースを構えておりカルチャーショックを受けました。

発表会場の方はシンポジウムやランチョンセミナーが充実しており、ここ数年のトピックスである機械的血栓回収療法やフローダイバーターなどの治療成績やエビデンスのアップデートに力が入っている印象でした。機械的血栓回収療法に関しては、ここ1年間だけでもソフィア、トロン、キャタリスト、エンボトラップといった新製品(呪文ではありません)が登場しており、脳血管内治療に携わる者にとっては知識と技術のアップデートに最適の機会でした。フローダイバーター(大型動脈瘤用ステント)に関しては、パイプライン一択の状況でしたが来年はフレッドも国内で適応が通る予定で、海外ではメジャーなウェッブ(瘤内塞栓デバイス)やパルスライダー(分岐部動脈瘤用ネックブリッジステント)といった動脈瘤治療機器が日本で使用できるようになる日もそう遠くないと感じました。

個人的には、頭蓋内動脈狭窄に対するステント治療や、5mm以下の破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術など、日常臨床で遭遇するけれども意外とエビデンスが少なかったり実際の治療時のテクニックがつまびらかでないという領域の、エキスパートの発表が非常に勉強になりました。

せっかく福岡に来たということで、夜は北大グループで集まって博多名物の「もつ鍋」を囲んで親睦会を行いました。

なお、来年は京都での開催とのことです。北海道大学脳神経外科は学会参加に積極的ですので、若手の先生の入局ならびに学会参加を歓迎いたします。

 

文責:東海林菊太郎

 

1  2  3

4  5  6

7  8  9