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第19回脳血管内治療専門医試験 合格体験記(月花正幸)

  • お知らせ
  • 2020年03月06日

第19回脳血管内治療専門医試験 合格体験記

 

現在、小樽市立病院 脳神経外科にて勤務している月花正幸です。

19回脳血管内治療専門医試験の受験までの経過と感想をご報告させていただきます。

 

脳血管内治療専門医試験は、比較的厳しい受験資格をクリアした受験者の中で約半分しか合格できないハードルが高い試験で有名であり、私は普段から脳卒中の外科手術(クリッピング、CEA、バイパス手術)をメインに臨床を行っているため、脳血管内治療専門医試験に関しては正直あまり自信がありませんでした。日常臨床の忙しさを理由にして、本格的に試験対策として勉強を始めたのは1月の中旬以降で、あまり十分な準備をしていた方ではないと思います。

 

試験対策としては、脳血管内治療学会、ブラッシュアップセミナー、脳神経外科コングレスに学会参加し、知識をアップデートしました。筆記試験対策としてはCEPテキスト2年分を重点的に暗記し、手持ちの教科書を適宜読んで覚えました。口答実技試験対策は、直前に札幌医大や北大で開催していただいたハンズオンになるべく出るようにして、特に各デバイスの特徴についてなど再確認しました。

 

試験は、コロナウイルス騒動真っ只中の227-31日に神戸で行われました。一次試験が筆記試験で、その合格者が二次試験に進み口答実技試験をうける形式となっており、今年は、非常に受験者数が多かったようです。

 

筆記試験:午前120分(75問)午後120分(75問)15時ごろに終了しました。

脳血管障害に関する解剖や一般的知識・脳血管内治療に関する知識を問われる問題と、臨床に則した症例問題が多くでました。ここ2-3年の新しいRCTやデバイスに関する問題も多く出題された印象で、CEPを何度も読み返していたことが功を奏したと思います。難易度が高い問題が多く、正答率より確実にできる問題を正答することが重要と感じました。試験後はホテルに戻り2次試験の対策をしていると18時頃に合格発表があり、翌日朝一番の二次試験となりました。

 

口頭実技試験:A関門(口頭試問 20分)⇒B関門(機器実技 20分)⇒C関門(人体モデルでの実技試験 20分)でした。朝一番のグループだったので、8時過ぎに集合し、10時には終了していました。朝早く、緊張する間もなく終了してしまいましたが、きちんと日常臨床で脳血管内治療を行っているかどうか、手つきや機転の良さをチェックされている印象でした。

 

最終的な結果は、口答実技試験の最終日夕方に発表され、無事合格することができていました。蓋を開けてみると全体の合格率は48%とやはり厳しい試験で、受かることができてほっとしました。

 

私のような脳卒中の外科をメインで診療している人間が無事合格することができたのは、北大病院の長内俊也先生、手稲渓仁会病院の内田和希先生、北大関連の血管内治療専門医の先生がたの指導のおかげです。今後は、脳血管内治療も研鑽し、より高いレベルでの脳血管障害治療医になれるよう邁進していきたいと思います。

 

専門医試験合格のためお世話になった、諸先生方、小樽市立病院の先生方 誠にありがとうございました。この場をお借りして感謝申し上げます。

  

                                                                                                                                                                                    月花 正幸