Research

研究紹介

一覧へ戻る

医療経済学的アプローチを用いた脳梗塞治療

当教室では北海道大学保健科学院の小笠原先生のグループと協力し、脳梗塞に対する血管内治療や脳卒中後のリハビリに対する医療経済学的なアプローチを行っています。
近年、医療費の増大が社会的問題となっている中で、新規治療に対する適切な医療コストの評価が重要であると考えられてきています。
脳梗塞の治療は多くの新規治療が行われています。特に注目されている血管内治療・再生医療・ロボットリハビリなどについて、医療経済学的アプローチでの分析を試みてきました。例えば、上川中部医療圏から道北地域に医師が出張して脳血管内治療を行うことにより、増分費用効果比が$14,173±16,802と、費用対効果に優れるというデータを得ました。
また、くも膜下出血後の脳血管攣縮治療について、時間主導型活動基準原価計算(TDABC)を用いた数理モデルにより医療資源とコスト構造を解析したシミュレーション研究により、治療戦略の違いが医療現場の負担に与える影響を分析しました(図)。 このような分析の経験をもとにこれからはナショナルデータベースを利用した脳梗塞治療の費用対効果分析などに挑戦していきたいと思います。

Zhao J, Kurisu K, Osanai T, Fujimura M et al. PLoS One (2026)より引用

一覧へ戻る

ページ上部へ