北海道大学 大学院医学研究院 脳神経外科

2024年度北海道大学脳神経外科研修プログラム連携・関連施設長会議

4月29日(月・祝)、CloseなWebカンファレンス開催形式で、2024年度北海道大学脳神経外科研修プログラム連携・関連施設長会議を開催いたしました。本会議は、日本専門医機構 専門医制度整備指針(第3版;2020.2)に、基づく基本領域プログラム管理委員会として開催しています。

 

北海道大学脳神経外科(基幹施設)、研修プログラム連携施設12施設・関連施設4施設(基幹施設が北海道大学脳神経外科)の合計17施設・約30名の施設長・脳神経外科部長・日本脳神経外科学会認定指導医が一堂に会し、1年間の研修プログラム基幹群全体での実績共有と情報交換をおこないました。

2023年1−12月のプログラム全体での手術・診療実績(全3804手術)、学術業績・研究業績や展望、そして何より重要な我々の研修プログラムで研鑽を積んでくれている専攻医、およびこれから仲間に加わってくれる専攻医教育の方法や、働き方改革への対応について2時間(休憩時間なし)濃厚な情報交換・共有・議論を行いました。

(文責:伊東 雅基)

 

 

研究報告(JKA財団)

JKA財団より2023年度研究助成を受けまして、脳を保護する細胞小胞(エクソソーム)を間葉系幹細胞培養液から抽出する機器の開発を行いました。

得られたエクソソームは通常の超遠心法と比較し同程度以上の性能がある事が確認されています。

今後脳を直す治療法の一つとしてエクソソームを用いた臨床研究を進めます。

助成頂いたJKA財団に感謝申し上げます。図は得られたエクソソームの電子顕微鏡画像です。

(文責:川堀真人)

脳神経外科「 医学生・研修医をサポートする会」WEB開催(日本脳神経外科学会主催)

日本脳神経外科学会では、昨年に引き続き、医学生および初期研修医を対象とした、標記の会を開催することになりました。

今年もWEB開催ですので、全国どこからでも視聴が可能です。

 

■テーマ「30歳代からの人生の決め方」

■2024年5月12日(日)15:10~16:40 Web開催+オンデマンド配信
第44回 脳神経外科コングレス総会のホームページから事前参加登録の後に、無料で視聴が可能です。

 

■プログラム
1.脳神経外科からはじめる脊髄脊椎診療 -Neurospineという選択肢-
演者:梅林 大督 (京都府立医科大学 脳神経機能再生外科学)
2.思った通りに叶えられていくのか私の未来予想図
-脳外科医として働く夢を捨てきれないママ医師の奮闘の日々-
演者:山岡 陽子(倉敷平成病院 脳神経外科/ 岡山大学大学院 脳神経外科)
3.機能神経外科・てんかん外科の魅力と責任 -自分の興味と適性を考え直した30代-
演者:太田 智慶(国立病院機構西新潟中央病院脳神経外科)
4.サブスペシャリティ選択前後の自分を振り返って後輩に伝えたいこと
演者:三木 俊一郎(筑波大学医学医療系 脳神経外科)
5.なんとかなる?ならない?令和の子育てと女性脳神経外科医のリアル -小児脳神経外科医編-
演者:横田 千里(大阪大学大学院医学研究科 脳神経外科学