留学体験記
内野晴登 米国スタンフォード大学
2019年08月13日
留学開始から1年4ヶ月が経過しました。スタンフォードは快晴が続いています。こちらの生活にも、だいぶ慣 れ、幸い大きなトラブルなく過ごせています。ハロウィンやクリスマスなど、こちらの季節ごとのイベントも 一通り経験しました。3歳の長女も普段は日本人の友だちと遊んでいますが、毎日現地のプレスクールに通っ ているため、時々英単語を話すようになりました。1年いると、当初いた日本人の方々も帰国し、また新たな 方が次々と来られていますが、多くの方にお世話になりながら生活しています。
(左上)実験室の様子(右上)メンバー集合写真 (左下)ヨセミテ国立公園Tenaya lake(右下)満月の夜に見られるヨセミテ滝の”Moonbow”
2018年3月末に、1年過ごした富山から、家族とともに米国に移り、カリフォルニア州スタンフォード大学 Steinberg研究室でポスドクとして留学生活を開始しました。今回の留学にあたって、今年度は上原記念 財団、来年度は日本学術振興会の海外留学助成を獲得することができました。これら留学助成では、1) invitation letter、推薦状、2)これまでの研究内容・業績、3)留学先での研究計画、などが申請 に必要になります。特に3)については、早い段階で具体的な研究計画について留学先と相談しておく必要 があるため、申請の敷居を高くしていると思います。今回、申請前に研究室とやりとしをした際は、前任の 伊東雅基先生に、その後の研究や生活のセットアップも含め、多大なサポートをいただきました。
写真1
(左)ランドマークの1つであるHoover tower
(右上)Ovalとよばれる芝生エリア
(右下)Stanford Memorial Church
写真2
(左上)Big Surと呼ばれるカリフォルニア太平洋岸海岸線
(右上)サンノゼの夕日
(左下)サンフランシスコ ツインピークスからの夜景
(右下)Napaワイナリ
(写真3)研究室メンバーの集合写真
茂木 洋晃 インド・サクラワールドホスピタル
2018年08月17日
7月から半年間の予定でインドのバンガロール SAKRA WORLD HOSPITAL へ臨床留 学中の茂木です。渡航して 1 か月、安否も含めてご報告いたします。
7月11日に出発し、夜中に到着すると SAKRA の駐在員である尾形さんが迎えに来てくれていました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、SAKRAはセコムと豊田通商が共同出資で運営している病院で、日本人駐在員の方が8名おられ、日々助けて頂いております。
「自分もいつかはインドで医療を」と考えている方の参考にもなると思いますので、まずは生活環境から報告させて頂きます。
病院から8kmほど離れたホテルへの滞在となります。キッチン、居間もついており、一人暮らしには立派すぎるお部屋での生活です。ここは駐在の方も住んでおられ、たまにホテル飲み会が開催され、孤独感なく滞在可能です。
レストランではサリーを着た女性が出迎えてくれます。食事はビュッフェ形式の朝食があり、朝からカレー食べ放題で、こちらに来てから体重が増加してしまいました・・・
(ちなみに日本食もあります)
【移動】
インドの交通状況は、想像を超えるカオスぶりで、バイク・リクシャ・人・犬・牛!が縦横無尽に横切る、
逆走する、など外国人が運転するのは自殺(他殺)行為と言えます。SAKRAのご厚意で運転手を付けて頂いており
日々通勤しています。経済・人口とも成長著しいバンガロールでは、インフラが追いついておらず、毎日が渋滞です。
【勤務】
Dr.Satish、Dr.Swaroopを筆頭に、Spine fellow、
Neurosurgery fellow が二人ずつ、研修医が3名と多くの同僚に囲まれて勤務しています。
新保 大輔 米国・クリーブランドクリニック
2018年03月06日
左:酷寒のエリー湖。−20℃です。右:病院の駐車場から見た晴れた日のClevelandの青空とダウンタウン。
Ken Uchino先生と一緒にMSTU前での写真
金子 貞洋 ドイツ・ミュンスター医科大学
2018年02月16日
2017年10月にドイツへの留学に行かせていただき、あっという間に4か月半が経過し少しずつ生活も落ち着いてまいりましたので近況報告させていただきます。
現在私が所属しているUKM(Universitätsklinikum Münster)は「ミュンヘン」ではなく「ミュンスター」という市の医科大学になります。このミュンスターは北ドイツにあたり北緯は樺太島の北部という位置になり、現在(2月中旬)も日の出は8時ころという暗い朝を迎えております。
私は脳神経外科のStummer教授から低悪性度グリオーマと高悪性度グリオーマ、それぞれの研究課題を頂き日々精進しております。
ドイツの多くの方は英語も堪能で、ドイツでも自らの英語能力の低さに悩まされています。しかし、イタリア語やフランス語を自在に操るドイツ人(もはやヨーロッパ人でしょうか)にあこがれ、自分もドイツ語の勉強をしなければと家ではビール片手にドイツ語入門を開いてはあきらめるといった生産性のない夜を繰り返しております。
図1.冬はとても寒いですが、札幌では比較的身近なクリスマス市(マーケット)を楽しむことができます。
図2・3. Stummer教授をはじめ脳外科のメンバーとソーセージや豚肉料理とビールを楽しみました。
本当にビールは水より安いです。
栗栖 宏多 米国・カリフォルニア大学(UCSF)
2017年06月06日
栗栖 宏多 先生
2010 7/6
渡米し約1年が経過しました。生活・仕事もようやく落ち着き、何とかやっております。
今回は、先日行われたローカルな研究会に参加してきましたのでご報告とさせていただきます。 本研究会はカリフォルニア大学サンフランシスコ校内の神経学講座が主催するLocalな研究会で、 ResidentやPost docがポスター発表し最後に重鎮の先生にご講演いただく形式(地方会みたい?)で行われました。 タコスありアルコールありの会で楽しく参加できましたが、やはり米国のレジデントやFacultyからの質問へは思うように返答できず英語力のなさを痛感した次第です。
このような環境で自由に研究させていただけることに感謝しつつ、日々を大切にして精進して行こうと思います。
2016/12
渡米し、’あっ’ いう間に半年ほど経過してしまいました。CaliforniaではTrump shockの余韻も残る中、近況報告をさせて頂きます。
(左)VA medical center外観。
(右)研究室裏からの景色。このように天気がよいと(稀ですが)Golden gate bridgeや対岸の景色が拝めます。
サンフランシスコでの生活の方は、多数の日本人留学生などとの家族ぐるみでの交流やサポートもあり、だいぶ慣れてまいりました。 英語力がなかなか向上しないのが気がかりではありますが、子供達の異文化への適応力に感心し家族ともども充実した日々を過ごしております。